【声明】名護市長選挙の圧勝を歓迎し、基地建設の断念を求める

2014/01/19

声明・談話

【声明】
名護市長選挙での稲嶺進市長の再選を心から歓迎し、政府に対し辺野古新基地建設の断念を求める


2014年1月19日 日本平和委員会

 1月19日投開票の沖縄県名護市長選挙で、辺野古への新米軍基地建設に断固反対する稲嶺進市長が再選されました。これは日本政府とこれと結託する仲井真知事に追随し新基地建設推進を掲げた末松文信候補に4155票の大差をつけた勝利であり、新基地建設に反対する名護市民の意思は再び明確に示されました。
 私たちは、日本政府と県知事が金と権力を総動員して、あらゆる卑劣な手段も弄して市民と県民を分断し稲嶺市長を追い落とそうとしてきた攻撃をはねのけ、子どもたちに誇れる正義の審判を下した名護市民のみなさんに、心からの敬意を表するものです。また、この勝利のために奮闘された沖縄統一連をはじめとする沖縄と全国の多数のみなさんに、心からの敬意を表するものです。沖縄と全国の平和委員会の仲間もその一翼を担って奮闘したことを、心から誇りに思います。
 この名護市民の明確な審判に従い、日本政府は名護市辺野古への新基地建設計画を即刻断念すべきです。また、名護市民と県民を裏切り、自らの公約も投げ捨てて基地建設のための公有水面埋め立て承認を強行した仲井真知事は、その暴挙を謝罪し、埋め立て承認を撤回すべきです。このような暴挙を行った仲井真氏にもはや知事の資格はありません。県議会の辞職要求決議に従って辞職すべきです。
 どんな世論調査でも名護市民、沖縄県民の圧倒的多数が新基地建設に反対しています。この意思を無視して基地を押しつけることは絶対にできません。もし力づくで新基地を押しつけようとするなら、それは、稲嶺進市長を先頭にした名護市民と沖縄県民の激しい反撃に直面せざるをえないでしょう。国際法に違反して、県民の土地を強奪してつくられ、県民の命と安全を脅かし、人権を蹂躙する、アメリカの侵略のための米軍普天間基地は、「移設」ではなく、無条件撤去するのが当然です。
 私たちは、稲嶺市長、名護市民、沖縄県民と共に、その実現のためにこれからも全力挙げて奮闘する決意を表明するものです。

カウンター〈21/06/18-〉

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