【御殿場】キャンプ富士周辺「住民の会」発足

2013/04/24

各地の活動

【静岡・御殿場】オスプレイは富士に来るな!
キャンプ富士周辺2市1町 「住民の会」が発足


1304東富士

地権者団体代表が講演
 米海兵隊「キャンプ富士」のある静岡県御殿場市で3月31日、「東富士へのオスプレイ飛来・配備・訓練に反対する御殿場・裾野・小山の住民の会」が結成されました。発足総会では、地元地権者団体の「東富士演習場地域農民再建連盟」の勝又幸作委員長が記念学習会の講師として参加し、あらためて「オスプレイの飛来は承服できない」と強調しました。

 米海兵隊は、キャンプ富士を岩国基地(山口県)と並んで、オスプレイの本土における訓練の拠点として使用しようと計画しています。 
 民公有地の割合が高い(約6割)東富士演習場では、国と地元自治体および地権者との間で「使用協定」を結んでいます。協定は、「地元民に危険を感じさせる武器は持ち込み・使用しない」として、万が一、危険の恐れがある演習を行うときは地元自治体や地権者と事前協議することを義務付けています。同演習場内にあるキャンプ富士を拠点にオスプレイの訓練を行うことは、当然、この事前協議の対象となります。 
 発足総会で講演した農民再建連盟の勝又委員長は、「防衛省との協議で17項目の質問状を出したが、『米軍の運用にかかわることは承知していない』という回答ばかりで、これではどうしようもない。(農民再建連盟の)代表者会議で『オスプレイの飛来については承服できない』と全員で決定し、現在まできている」と、この間の経過を説明しました。
 
痛み分けでなく
 勝又委員長は、1997年に沖縄県道104号線越え実弾射撃訓練の移転を受け入れた当時を回想し、「あの時は、沖縄の〝痛み分け〟ということで一生懸命皆さんを説得した地権者もいたが、今回は『沖縄県民も我々も同胞なのだから、お互い痛みはよそうじゃないか。オスプレイは、海外に持っていってもらったらどうか』と話している」と報告しました。
 発足総会では、沖縄での無法なオスプレイ訓練の実態について、沖縄県平和委員会の大久保康裕事務局長が報告しました。
 「住民の会」の事務局長に就任した渡邉さん(御殿場平和委員会事務局長)が、今後の活動について、オスプレイの配備撤回と訓練中止を求める署名運動に取り組むことや、「東富士に米軍は来るな!出ていけ!静岡県民の会」と共同で、キャンプ富士周辺の10カ所に訓練反対の大看板(縦90㌢、横180㌢)を設置することなどを提起しました。
 参加した高田さん(御殿場市)は「今でも、演習の砲撃音におびえて飼い犬が餌を食べなくなることがある。沖縄の話を聞いて、この上オスプレイまでやってきたら大変なことになると思った。オスプレイは、沖縄にも、日本のどこにもいらない」と語りました。

大看板設置にご支援を
 静岡県平和委員会は、「住民の会」と「米軍は東富士に来るな!出ていけ!静岡県民の会」による大看板設置のための募金を呼びかけています。
 募金の目標額は60万円で、個人は1口1000円、団体は1口3000円(何口でも可)でお願いします。
振込先は、郵便振替口座00810‐0‐71325(静岡県平和委員会)です。必ず通信欄に、「オスプレイ看板募金」と明記してください。
 お問い合わせは日本平和委員会へ。
��平和新聞2013年4月5日)

カウンター〈21/06/18-〉

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