【埼玉】自衛隊行進訓練を監視

2013/04/24

各地の活動

【埼玉】「憲法はあなたたちも守ります」
埼玉県平和委が呼びかけ 自衛隊行進訓練を監視


1305埼玉行軍

 陸上自衛隊第32普通科連隊(大宮駐屯地)の約70人が3月27日、同駐屯地から吉川市までの約33キロを迷彩服姿で行進訓練しました。
 訓練の2週間前に情報を得た埼玉県平和委員会は、監視行動に取り組むことを決め、急いでその準備にとりかかりました。行進コースには平和委員会の地域組織がありませんが、会員や諸団体を通じて監視行動への参加を呼びかけました。訓練当日は、平和委員会をはじめ、新婦人、年金者組合、地区労などから90人をこえる人たちが参加し、出発・休憩場所・到着地点など9ヵ所のポイントすべてをカバーすることができました。
 また、県平和委員会はフェイスブックなどを活用し、行軍の様子をリアルタイムで発信。それを見た人から、メールで情報が提供されました。
 銃こそ持っていないものの、通勤する人々が行き交う大宮の繁華街を、迷彩服に身を固め、ヘルメットをかぶり背嚢(はいのう)を背負って行軍する姿は、ものものしく異様に見えました。休憩中の自衛隊員に「なぜ、こういう訓練をするのか」と聞くと、「震災などに備えて、担当している地域について事前に知っておく必要があるから」との答えでした。
 監視行動の参加者からは、「晴れていたら花見の客もいて、戦闘服姿の自衛隊員を見て驚いたのではないか」、「訓練とわかっていても、怖いですね」、「市民社会のなかに、自衛隊が『フツーの存在』であるかのように溶け込んでくるのが怖い」、「防災訓練も行軍訓練も、治安出動や市街地戦闘につながっていくんですよね」、「子どもたちの目に触れさせたくありません」などの感想が出されました。
 越谷市内では、行進する隊員らに向かってプラカードを掲げながら、「災害時にはありがとう」「海外に出て人を殺さないで」「憲法はあなたたちも守ります」などのコールもしました。ここでは、「やっぱり平和委員会が必要だね」との声が上がっています。
��平和新聞2013年4月5日)

カウンター〈21/06/18-〉

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