「参院選」を好機へと
2月22日、埼玉県平和委員会、安保破棄埼玉県実行委員会、埼玉憲法会議の共催で、憲法・安保の学習会を開催。150人が参加しました。
これは、昨年12月の日本平和大会in東京の報告会を兼ねて開催したもので、はじめに埼玉土建主婦の会、平和委員会青年部の代表が平和大会の感想を報告。次いで、立正大学教授で憲法学の金子勝さんが、「憲法vs安保、総選挙g帆の情勢を語る」と題して講演しました。
金子さんは、日米安保条約の変遷に触れながら、2006年の「新世紀の日米同盟」で、「地球的規模」と打ち出したのは、NATO(北大西洋条約機構)も言っていないことと述べ、世界で最も凶暴な軍事同盟だと指摘。その軍事同盟と真っ向から対決しているのが日本国憲法であり、この憲法と安保の矛盾は「臨界」に達していると強調。7月の参議院選挙は、日本国憲法の生死を決める「巌流島の決闘」的な選挙になると指摘しました。
そのうえで金子さんは、これまでの自民党の改憲の企ては、参議院選で敗北して挫折していると述べ、参議院選挙は自民にとっては「鬼門」だが、私たちにとっては「福の門」だと強調。戦争への道を許さないためにも、改憲阻止に向けた国民的な共闘を作り上げることが大事だとよびかけました。(二橋)