【千葉】千葉県平和委員会が以下の抗議声明を発表しました。
〈抗議声明〉
「配備ありき」の「安全宣言」に満身の怒りをこめて抗議する
��012年9月20日
千葉県平和委員会
政府は19日、日米合同委員会で新型輸送機オスプレイの沖縄配備について合意文書を取り交わし、「安全宣言」をおこなった。さらに森本防衛大臣は山口県と岩国市を訪問し、今週にも下関沖で試験飛行を実施することなどを通告した。これら、多くの国民が抱いている墜落の危険性や「配備反対」の声に背をむけた暴挙に満身の怒りをこめて抗議する。
オスプレイの問題は、沖縄県や山口県だけでなく全国の問題である。政府はオスプレイ配備について、約10年間明言しなかった。この間、幾度も日米で合意文書を確認してきた経過がある。とくに、自衛隊基地の日米共同について言及した2010年5月28日の日米合意文書は、全国330の自治体に配布している。この事実は、今回明らかになった「環境レビュー」で明記された全国での訓練飛行を、前提していたと考えざるをえない。330の配布先には、千葉県も含めて7自治体が入っている。そして、対象となる自衛隊基地は、習志野、木更津、下総、館山の4基地となる。また、関東地域には、米軍の低空飛行訓練空域=有視界飛行空域が設定されていることも明らかになっている。
以上の点からみて、今回のいわゆる「安全宣言」は、全国に訓練飛行の被害を押し付けるものであり、到底容認できない。
千葉県平和委員会は、多くの県民と連帯して「オスプレイ配備撤回」をかちとるまで奮闘する決意を改めて表明する。
以上