8月24日、奈良県平和委員会は安保破棄奈良県実行委員会、自由法曹団奈良支部と共催で、平和学校を開催し、35人が参加しました。
テーマは「自衛隊の国民監視差止訴訟一審判決の意義と今後のたたかい」。講師には、仙台から同訴訟弁護団事務局長で、原告の一人でもある小野寺義象弁護士を招きました。
同訴訟は、イラクへの自衛隊派遣に反対する活動を自衛隊情報保全隊に監視された東北地方の市民107人が、監視差し止めと損害賠償を求めたもので、今年3月に一審判決が出されました。
小野寺氏は講演で、事件の概要と一審判決までの経緯、意義と問題点について話し、「今後の控訴審では、監視行為のさらなる実態の解明、情報保全隊の証人喚問などを実現させ、監視行為の差止め実現をめざしてたたかう」と語りました。
県平和委員会は9月、10月にも、平和学校を連続開催する予定です。
��平和新聞2012年9月5日号)