2日、淡路島平和委員会は淡路島市内で原発ゼロをめざす学習会を開催、50人の市民が参加しました。
関西電力の元労働者である北岡浩さんが、「原発から撤退し、自然エネルギーへの転換を」と題して講演しました。北岡さんは具体的な放射性物質や事故後の対応などをあげ、「原爆と原発は兄弟、どちらも危険な死の灰を生成すること。今回の事故は、未来永劫、人類に負の負担を強いることになった」と述べました。
また、原発から撤退しても電力は不足しないことを、関西電力の社内資料から説明。関電の水力発電所の稼働率は21%、火力発電所の稼働率も低く、これらを稼働すればこの冬も十分電力は足りることを明らかにしました。そして、命よりもうけ第一の原発利益共同体が、電力業界・原発関連産業・官僚・御用学者・マスコミで作りあげられ、国民を安全神話でごまかしてきたことが大きな問題であり、国民の世論で原発からの撤退を実現していこうと、熱く語りました。
会場では、ジャーナリストの広河隆一さんが撮影したチェルノブイリの写真を展示、参加者は食い入るように見ていました。
淡路島平和委員会は、引き続き原発ゼロをめざす運動を地域に広げようと確認しています。(間森)
��平和新聞2011年10月25日号)