11日、宮崎県平和委員会は航空自衛隊新田原基地の監視活動をしました。地元さいと・こゆ平和委員会、宮崎市、川南町の会員14人が集まり、新富町在住の県平和委員会理事、吉田貴行さんが案内しました。
高台から全体を視察すると、以前はなかった球形のアンテナや7階建ての管制塔が新設。本滑走のかさ上げ工事用のショベルカーやトラックが12月完成をめざして工事をし、仮滑走路では4機のF4ファントムが爆音を立てて離陸するのが見えました。その中の一機がタッチアンドゴーを繰り返し、耐え難い爆音をとどろかせました。
正門の西側には新築された4階建ての米軍用宿舎がありました。200人は泊まれるとのこと。「基地を改修し、米軍用宿舎を建てた費用はすべて日本側が負担、つまり国民の税金でまかなわれている。2012年の早い時期にタイプⅡの日米共同訓練が強行されるのではないか」と吉田さん。
大震災があっても軍事費は削らない、憲法九条があっても武力を増強する、日本の矛盾を感じた基地監視活動でした。(佐川)
��平和新聞2011年10月25日号)