震災後の特徴を確認
青森県平和委員会は9月4日の三沢基地航空祭に合わせて三沢平和学習会を開催、県内外から約40人が参加しました。航空祭は毎年10万人以上が集まる大イベントであり、平和委員会としても基地内に入れる絶好の機会ととらえ、平和学習会を実施しています。
前日には八戸市平和委員会の中屋敷泰一代表理事のガイドで三沢基地フィールドワークを実施。三沢空港はじめ集団移転跡地と移転先の新居住地、米軍専用湖水浴場、思いやり予算でつくられた高層住宅、数多くの基地外住宅や、基地の被害などを視察しました。
その後、「世界から見た平和の流れと日本・三沢の実態」と題して日本平和委員会の川田忠明常任理事が講演。震災後の世論や世界情勢の変化等により、平和の多数派をつくるチャンスと訴えました。
翌朝は戦闘機の爆音が響く基地内へ。去年まで姉沼ゲートから入って駐車できたため、ゴルフボール群と言われるレーダーを確認することができましたが、今年は「基地警備上の理由」により基地内に一般車両は入れないことが特徴でした。また、松島基地で被災したブルーインパルスの飛行などもありましたが、地上展示の飛行機の種類・機数は例年に比べて非常に少ないのも特徴でした。
嘉手納のF15部隊移駐の動きもあり、基地との共存をとる三沢市の今後の動きは注視する必要があります。(中屋敷)
��平和新聞2011年10月5日号)