名古屋市の守山駐屯地に置かれる陸上自衛隊が9月15日に行った市街地「徒歩行進訓練」について、海外派兵に反対する守山の会と愛知県平和委員会はこれに先立って6日、師団司令部に訓練中止を申し入れました。平和委員会の代表らは「今なぜ小銃を携帯した軍事訓練なのか。災害対策に全力をあげるときではないか」と指摘しました。訓練の目的は「国土防衛、テロ対策」としており、「守山区内が戦闘状態になることを想定しているのか」と質問すると、担当者は「周辺地域の習熟」と応じるのみでした。
訓練当日は12人が抗議行動。勤務帰りの隊員はじめ市民にチラシを渡しました。その後、19時に始める訓練に対して司令部正門前で抗議行動。隊員約60人は、戦闘服にライフル銃を携帯し、翌日午前3時まで訓練しました。
��平和新聞2011年10月5日号)