9月10、11日の2日間、神奈川県平和委員会と民主青年同盟は共催で「ピースカフェ」を開催しました。今回で8回目となるピースカフェは、これまで、青年が中心となり、日米安保条約や、基地問題について学習を重ねてきました。
今回は25日に横須賀で行なわれる「原子力空母ジョージ・ワシントン(以下、GW)配備3年目抗議大集会」にむけ、GWや原発をめぐる問題を学習しました。
10日は米海軍厚木基地の一般開放日。基地内フィールドワークに9人が参加しました(内、基地に入れたのは4人)。
基地内の広場では、「トモダチ作戦」に参加したGW搭載のヘリコプターが展示され、東北の被災地支援に貢献したことをアピール。滑走路ではGW搭載のFA-18スーパーホーネット(戦闘攻撃機)などが展示され、実機に触ることができるようになっていました。
一方、厚木基地では1960年代に核兵器が保管されていたことがわかっており、現在も「トモダチ作戦」で出た放射性廃棄物が保管されています。参加者からは「お祭りで子どもたちに武器を触らせたり戦闘機の写真を撮らせたりするのは異常に見えた」「基地一般公開はフレンドリーな感じがするけど、だまされちゃいけないね」と感想が寄せられました。
11日はGWの危険性について、神奈川県平和委員会の菅沼幹夫事務局長の講義をもとに学習交流。7人が参加しました。
GWには多量の弾薬や航空燃料が置いてある格納庫の下に2基の原子炉が積まれていること、GWがいない間でも横須賀には原子力潜水艦が常に寄港していることなどを説明。参加した女性は「横須賀の空母の母港化はアメリカの都合であり、原発や空母の『安全神話』のウソがよくわかった」と話しました。
2日間のピースカフェを経て得た知識や思いをもって、9月25日の大集会では地元の代表として『トモダチ作戦』に隠された原発や原子力艦船の問題をしっかり周りの人に伝え、基地も武器も原発もいらないことをしっかり国にアピールしていきます。(中原)
��平和新聞2011年9月25日号)