秋田県平和委員会は10月8日、男鹿市の男鹿本山に設置される航空自衛隊のレーダー基地の調査と、学習会を行いました。調査は毎年行っているもの。初めてや会員外の数人を含め14人が参加しました。
午前中は市内の公民館で学習会。県平和委員会の風間幸蔵理事長が、資料と平和大会パンフを使って講義。戦後間もなく米軍がつくったレーダー基地の歴史と役割、新防衛大綱のもとで沖縄との関連を説明しました。地元・男鹿市から参加した会員で市議の佐藤巳次郎さんが、数年前から1000万円の基地交付金をもらっていることや、自衛隊主催の音楽会や隊友会の動きを報告したほか、活発な討論が行われました。
午後は現地調査へ。廃材置き場と基地の2カ所の地点で変化は見られませんでしたが、佐渡基地向けの地点では1基が撤去され、新しい施設が設置されているほか、多くの資材が置かれていました。
調査終了後、風間理事長は男鹿市からの参加者に、「男鹿市平和委員会を立ち上げ、この調査の中心的役割を担ってほしい」と呼びかけました。(伊藤)
��平和新聞2011年11月5日号より)