創立記念に講演とライブ
愛知県あま市で16日、あま東部平和委員会の創立記念企画「日本の平和は沖縄を抜きにして語れません――講演とライブのつどい」が行われ、約20人が参加しました。
名古屋市在住のシャンソン歌手・堀田さちこさんが美しい歌声を響かせ、日本平和委員会の千坂純事務局長が「沖縄は何を求めてたたかっているのか」と題して報告しました。
このつどいで2人が入会、1人が平和新聞を購読。同平和委員会は10人会員の組織となりました。
名古屋市に隣接するこの地域では、20数年前から非核都市宣言実現の運動とともに、各自治体で平和行進をはじめとする平和運動が取り組まれてきました。市町村合併により運動も再編を迫られるなか、あま市と大治町での活動は6年前、原水爆禁止世界大会に向けた網の目平和行進から始まりました。この取り組みを通じてつながった人たちが中心となって、日常的に平和運動をすすめる要として平和委員会をつくろうと、結成を準備してきました。
事務局の松下彰宏さんは、「地域の平和運動を夏だけのものにしたくない。基地の実態や戦争の実相に触れるツアー、映画上映会など、平和を脅かすものの恐ろしさを、体ごと感じることができる活動をしたい。そうしたところから怒りと運動へのエネルギーが生まれてくると思う」と、抱負を語っています。
松下さんは元看板屋で、レタリングやニュース作りはお手のもの。準備段階から発行してきたニュースを今後もどんどん発行し、会の輪を広げたいと語ります。会では、沖縄の平和大会に代表を送り出そうと話しあっています。
��平和新聞2011年10月25日号)