米軍CV22オスプレイの緊急着陸に抗議し、飛行の全面中止・撤去を求める
2022年10月22日 日本平和委員会
防衛省は、東京・米軍横田基地所属の米空軍特殊作戦用CV22オスプレイ1機が、飛行中にコックピットの警告表示を受け、10月20日午後10時45分頃、和歌山県の南紀空港に予防着陸。「必要なメンテナンス作業を行い」翌21日午後6時に離陸したと発表した。
CV22オスプレイについては、この間、プロペラとエンジンをつなぐクラッチの不具合を理由に8月16日~9月2日までCV22の全機停止措置としていたが、原因究明や改良策も見いだせないまま、飛行再開を強行し、北海道での日米合同演習に参加するなどしていた。私たちは、そもそも日本の航空法で回転翼機に必須とされているオートローテーション(自動回転)機能を持たず、Aクラスの事故率が米軍機の中で最悪レベルの6.0で、それに加えてクラッチの不具合という新たな欠陥が明らかになったCV22オスプレイは、その飛行を即時全面的に中止し、撤去すべきであることを求めてきた。
今回の事故は、その危険を改めて示すものとなった。私たちは、改めて横田配備のCV22オスプレイの飛行中止と撤去を求めるものである。また、沖縄・普天間基地の米海兵隊MV22オスプレイ、千葉・木更津基地配備の自衛隊Ⅴオスプレイの飛行中止・撤去も、併せて求めるものである。