山口県平和委員会事務局長の山本さんは、周南市、光市でそれぞれ毎月複数回、街頭で宣伝をしています。
最近はコロナ拡大のため署名を控えていますが、「武力で平和は守れない」「自衛隊を戦地に送るな」と書いた横断幕を掲げて立つと、遠くから手を合わせてお辞儀する人、握手を求める人など反響があります。
チラシに掲載された山本さんの携帯電話には、時々非通知で「9条で日本を守れるのか」などと電話がかかってきます。山本さんは条文を読み上げて「中国脅威と言うが、武力で応じたら暴力の連鎖を生むだけ。歴史が示している」と伝えています。「これからも議論したいから番号を教えてと言うと、たいてい切られますけどね」と山本さん。
(平和新聞22年2月15日号)