北海道・矢臼別平和委員会は11月13日、土地利用規制法の廃止を求める学習会を別海町内で開催、町内外から約60人が参加しました。
講演した室蘭工業大大学院の清末愛砂教授は、土地利用規制法を「まれに見る悪法」と断じ、その理由を①「重要施設」の機能を守るという名目は戦前の要塞地帯法や軍機保護法などと同じで、住民を政府の監視下に置き、基本的人権を制限するもの、②外国資本による土地買い占めを防ぐと言うが立法事実はない、③あいまいな文言が多く、政府の勝手な解釈で法律が運用される仕組みになっている―と述べました。
陸上自衛隊矢臼別演習場内に暮らす二部黎さんは「『土地利用規制法』によって表現の自由も危うくなる。彫刻家として、表現の自由を守っていきたい」と決意を述べました。
学習会は、同法について学習を重ねてきた矢臼別平和委員会が、もっと多くの人に知ってもらおうと企画しました。
