愛知県平和委員会は６月20日、安保破棄県実行委員会と共催で、「愛知を戦争拠点にさせるな！」をテーマに学習会を開催しました。対面とオンラインを併用し、90人が参加しました。
日本平和委員会の千坂純事務局長が、深化する日米軍事同盟の実態について報告しました。日米首脳会談共同声明を受けて、アメリカの戦争に自衛隊が参戦する実戦的な日米軍事演習が繰り広げられていると指摘、「日米軍事同盟強化と戦争法廃止の運動を地域から広げよう。総選挙に向けて市民と野党の共闘を強め、政治を変えよう」と訴えました。
県内各地からは、▼三菱重工業小牧南工場（豊山町）が、Ｆ35戦闘機の整備拠点とされたことによる周辺住民への危険と爆音被害▼陸上自衛隊守山駐屯地から海外派兵を繰り返し、戦争法制定以降の訓練が死傷者を想定した実践的なものに変わっていること▼名古屋港が武器や兵器の輸送に利用され、米軍・自衛隊艦船が寄港していること▼在日米軍と自衛隊の防災を名目にした「日米共同統合防災訓練」の実態▼自衛官募集への自治体協力などの問題点―について報告されました。
主催者は、「日米安保条約について知り、憲法を守る運動を広げよう」と提起しました。
