【日本平和委員会】
辺野古新基地建設中止を
有楽町で署名呼びかけ
日本平和委員会は15日、沖縄県民に連帯する毎月定例の宣伝行動を東京・有楽町で行い、「辺野古新基地建設は中止を!」と訴えました。日本平和委員会事務局ほか、安保破棄中央実行委員会、基地のない平和な沖縄をめざす会の会員ら約10人が参加し、道行く人々にチラシを配布し、日米両政府に辺野古新基地建設の中止を求める署名への協力を呼びかけました。
日本平和委員会の千坂純事務局長は、日米両政府は沖縄本島や南西諸島を米中軍事衝突に備えた最前線の攻撃基地にしようとしていると指摘。「辺野古新基地建設は沖縄を再び戦争の『捨て石』にする計画。これに私たちの税金を2兆円も投入し、美しい海も滅茶苦茶に破壊する計画はただちにやめさせよう」と訴えました。
基地のない平和な沖縄をめざす会の長谷部洋子さんは、日本政府が沖縄戦の戦没者の遺骨が多数眠る沖縄南部の土地を掘り起こして、その土砂を辺野古埋め立てのために使おうとしていることを「死者への冒涜」と批判し、「沖縄の苦しみは、けっして沖縄だけのものではない。ぜひ自分事として捉えてほしい」と呼び掛けました。
1時間の宣伝で28筆の署名が寄せられました。自転車を停めて署名に応じた大田区在住の男性は、「戦争の時、日本は沖縄を捨て駒にした。その沖縄に基地をまた押し付けるなんて許せない」と話していました。