【沖縄】陸自慰霊祭に抗議
沖縄県の「慰霊の日」に当たる6月23日、陸上自衛隊第15旅団長らによる「慰霊祭」実施に対し、沖縄県平和委員会と沖縄県統一連は旅団長宛てに抗議文を送付しました。
慰霊祭は、制服姿の幹部約30人が、糸満市摩文仁の黎明(れいめい)之塔で当日午前5時前から行いました。塔は沖縄戦当時の牛島満司令官らをまつっています。16年連続です。
沖縄県平和委員会らは、慰霊祭は①沖縄戦の史実を歪め、皇軍を顕彰する政治的行為②憲法違反③自衛隊・施行令・施行規則等法令違反④戦争被害を受けた近隣諸国に対する開き直りと世界に対する挑戦だとし、「実施しないよう事前に要求して」きたと強調。「軍隊は住民を守らない」という教訓を愚弄するものだと断じました。
��平和新聞2020年7月15日号)