【岐阜・関】
原爆展を金融機関で開催
「知恵出して道開く」
新型コロナ禍で集会等を開けない中でどのような活動ができるか、岐阜県の関市平和委員会は4月の例会で相談しました。原爆の実相を伝える展示企画の実施と、ヒバクシャ国際署名を広げるための要請行動の実施を決めました。
同平和委は昨年、5つの金融機関で原爆写真展を実施しました。今回は、広島市の基町高校美術部が制作した「原爆の絵」を展示することに。昨年同様5つの金融機関を訪ねて要請すると、いずれも「今年もやってください」と応諾。1カ月の会場提供を提案してきたところも。5月から9月にかけ順次「原爆の絵展」を実施します。
ヒバクシャ国際署名は、集会や街頭行動が中止となる中、集められる機会が限られています。そこで、署名に賛同する26の会社や団体の代表者を訪ね、それぞれの職員にも署名を広げてもらうよう要請。3月に新たに賛同者に名を連ねた関商工会議所の専務理事は、「核兵器は誰でも反対だ」と言い、職員15人分の署名を寄せました。
同平和委の安田真澄事務局長は「新型コロナで大変な状況だが、みんなで知恵を出せば道は開けると感じた」と話しています。
��平和新聞2020年5月5・15日合併号)