【岐阜・西濃】町長へ申し入れ
自衛隊へ名簿渡すな
岐阜県の西濃平和委員会は2月28日、自衛官募集問題で関ヶ原町の西脇康世町長と懇談しました。
関ヶ原町は「自衛官対象者名簿」を紙媒体で自衛隊に提供しています。平和委員会側が紙提供をやめるよう求めたのに対し、町長は「敵が攻めて来たらどうする。自衛隊の要請は断れない」と答えました。平和委員会側が「防衛のために自衛隊が頑張ってきたのは国民は承知している。しかし安倍政権の下で海外へ攻め入る自衛隊に変質した。そのため応募が減り、募集業務を強硬に進めているのではないか」とただすと、町長はうなずきながら聞き入っていました。
同平和委員会は、県平和委員会が県内全自治体から得た募集状況の調査結果を踏まえ、2月5日に学習会を開催。西濃地域2市9町は、シール提供1、紙提供4、抽出閲覧6となっており、県内でも「協力」の度合いが高いところです。同平和委員会は今後、地域内の全自治体へ申し入れを行おうと検討しています。
��平和新聞2020年3月25日号)