【京都・京丹後】わが街を戦争の拠点にするな
米軍いらない「いらんちゃフェスタ」
京都府京丹後市で5日、「いらんちゃフェスタin丹後2017」が開催されました。同市内に作られた米軍Xバンドレーダー基地に反対の意思を示すための集会で、4回目の開催です。
主催は「米軍基地反対丹後連絡会」と「米軍基地建設を憂う宇川有志の会」です。京都平和委員会が事務局を担う「米軍基地いらない京都府民の会(「府民の会」)」と「米軍Xバンドレーダー基地反対近畿連絡会」が協賛、計80の団体個人の賛同を得ました。約650人が参加しました。
集会では、前泊博盛さん(沖縄国際大学大学院教授 元琉球新報論説委員長)が「北朝鮮問題と日米地位協定の課題と処方箋」と題して講演。「日米安保と地位協定に関する基礎検定」という資料を示し、「米軍基地を抱えている都道府県数は」、「日本に米軍基地はいくつありますか」などと参加者に投げかけました。
集会後、参加者は市内をピースウォーク。「美しい丹後の自然を守ろう」「米軍基地はいらない」などと唱和しました。
「府民の会」は京都市から会場まで走らせたバス車内で交流しました。日米双方の基地機能強化の実態や、米軍レーダー基地関係者による交通事故が52件に及ぶこと、福知山市にある陸上自衛隊射撃場が「二つ目の米軍基地」にされたことなど、米軍基地が「転移・増殖」している実態などを学び合いました。
周辺住民の不安の声が高まる中、自治体の姿勢が問われています。来年4月に予定される府知事選挙で米軍基地に物申す知事を誕生させようと、参加者で確認し合いました。(片岡)
��平和新聞2017年11月15日)