《声明》
またしても緊急着陸・墜落した米軍オスプレイの飛行中止、撤去を求める
2017年9月30日 日本平和委員会
昨日(9月29日)、米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属の垂直離着陸機MV22オスプレイ2機が、沖縄県の新石垣空港に緊急着陸した。原因は明らかにされていないが、エンジントラブルが発生したとの情報がある。またシリアでは、軍事作戦を支援していたオスプレイが墜落した。昨年12月の沖縄・名護市での墜落、8月のオーストラリア沖での墜落、6月の伊江島、奄美大島、9月の大分空港への緊急着陸に続く事故である。
もはや、オスプレイがいつ墜落・事故を引き起こすかしれない、危険な欠陥機であることは明白である。私たちは安倍政権が国民の命と安全をないがしろにし、米軍・米政府の言いなりになってその飛行・訓練を容認していることに強く抗議する。今回の事故の原因を明らかにするとともに、すべてのオスプレイの飛行をただちに中止し、普天間基地からオスプレイを撤去することを、断固として求めるものである。計画されている全国各地での軍事演習へのオスプレイの参加計画を中止し、千葉・木更津のオスプレイ整備拠点の撤去、横田基地への米空軍特殊作戦用CV22オスプレイ配備計画の中止、自衛隊へのオスプレイ導入と佐賀空港、熊本・高遊原分屯地などのオスプレイ基地化計画の中止を強く求めるものである。