【大阪】

2017/04/11

各地の活動

【大阪】バスツアー〝世界3大宗教めぐり〟
平和をめざさない宗教は似非(えせ)宗教だと学ぶ


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 4月8日、大阪平和委員会は恒例の平和バスツアーを40人の参加で実施しました。
 最初に、桜満開の奈良県〝般若寺〟を訪問。「平和の火」の前で工藤良仁住職からお話を聞きました。工藤住職は原爆の火を絶やさない思いを静かに語りました。「原爆の火は福岡県星野村の山本氏が大変な苦労をして数十年絶やさなかった。平和を求めるということは過去の戦争という犯罪に対する反省です。原爆の火を〝平和の火〟として保存することで、本来の宗教家としての役割が果たせるのではないかと思っています」
 次に、〝大阪茨木モスク〟を訪問。絨毯に座りモフセン先生のお話を聞きました。参加者は、先生のお話から〝イスラム教は万物の創造者アッラーという神に帰依する宗教〟〝人間は皆平等と考え、隣人とのつながりも大事にしている〟〝貧しい人には寄せられた喜捨の数%を分け与える規則がある〟などイスラム教が戦争と無縁の、平和の宗教であることを学びました。
 最後に〝日本キリスト改革派千里山教会〟を訪問。弓矢健児牧師から「キリスト教と平和」と題するお話を聞きました。「宗教者には命の尊厳のために働く責任がある。したがって、命の尊厳を奪う最大の罪こそ戦争。そういう意味で、信教の自由とともに、戦争と平和の問題は、宗教者として責任をもってかかわっていくべき問題です」。祭壇も何の飾りもない教会の佇まいのなかで平和の宗教哲学に触れることができました。
 参加者は、「3つの宗教を一日かけてめぐり、平和憲法の源流にこれらの宗教があるということがよくわかりました」、「般若寺には鶯の声がよく似合いました」、「3つの宗教とも飾り気がなく心落ち着きました」などと感想を寄せました。(大阪平和委員会)

カウンター〈21/06/18-〉

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