【奈良】ブルーインパルス展示飛行中止要請

2016/11/28

各地の活動

【奈良】ブルーインパルス展示飛行中止要請
「飛行自粛」へ


奈良・申し入れ

空自奈良基地(奈良市)で11月5、6日、基地開設60周年記念行事としてブルーインパルスの展示飛行が、中止を求める市民の声を押し切って強行されました。
ブルーインパルスは過去にも墜落事故を起こしており、今回飛行する奈良県北部、京都府南部は人口密集地域。基地周辺には重要文化財の寺院のほか、飛行経路直下には世界遺産の東大寺も含まれています。
奈良県平和委員会は同展示飛行の発表を受け、中止を求める署名を緊急に全会員へ呼びかけました。10月21日には基地に対し、監督官庁である国土交通省に照会を行っているかどうかや当日の課目など、17項目の質問に答えるよう要請。さらに同26日、県や奈良市に行った申し入れでは、愛知県の空自小牧基地周辺の小牧市、春日井市、豊山町がブルーインパルスの展示飛行に住民とともに反対していることを紹介、奈良でも基地に対して中止を求めるよう要請しました。署名は約1カ月で2022筆が寄せられ、11月2日に基地へ提出しました。
基地が10月28日付で自治体へ提出した追加資料の中で、当初の飛行経路に含まれていた奈良公園一帯の世界遺産エリアを「飛行自粛範囲」とすることを明記していたことがわかりました。
県平和委員会の河戸憲次郎事務局長は「飛行を自粛させたのは運動の成果」と話します。しかし、基地は質問にもまともに答えないまま、飛行を強行。河戸さんは、「人口密集地上空での『曲技飛行』は航空法で禁じられている。基地は『曲技飛行は行わない』と言明していたが、実際はスモークで空に円を描くなど、『曲技飛行』そのもの。なぜ奈良公園一帯だけ飛行を自粛したのか、国土交通省に許可を取っているかなど、今後も追及する」と言います。17日には再び基地に要請を行います。

��平和新聞2016年11月25日号)

カウンター〈21/06/18-〉

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