【仁淀川】常に用紙抱えて

【高知・仁淀川】署名を力に参院選勝利へ２
常に用紙抱えて

　高知県の仁淀川平和委員会の坂本さんが集めた署名数は、１２００人分を超えています。戸別訪問、街頭宣伝に加え、常に持ち歩いて機会あるごとに呼びかけるなど、コツコツと集めてきました。
　近所１８０軒を訪ねたところ、約１００軒と会えました。以前、核兵器廃絶を求める署名をお願いして回ったこともあり、多くが顔なじみ。断られることはほとんどありませんでした。別の部落では、知り合いは少ないものの、元教員である坂本さんの教え子数人と会うことができ、「懐かしい。頑張りゆうね」と激励されました。
　平和委員会独自の統一行動はじめ、諸団体が実施する街頭宣伝に参加しています。ホームセンターや市場の一角を借り、入ってくる車に近づきます。「安保法制は平和のためだ」「安倍さんは頑張っている」と断る人もいますが、７、８割は「戦争はいかん」と言って応じます。署名版を引っ張るようにして書く人もいます。
　好反応の背景には「立て看板の影響も」と坂本さん。同平和委員会を構成する佐川町、越知町、日高村の計９カ所に立て看板を設置し、「ＳＴＯＰ戦争法　戦争への道くいとめよう」などと訴えています。
　坂本さんは署名用紙をいつも抱えています。定期的に通う病院でも、待合室で患者に呼びかけました。これまで20人ほど声をかけ、２人断られた他は応じてくれました。
��平和新聞2016年4月25日号）