軒先にも目印を
群馬県の伊勢崎平和委員会は、会員一人当たり署名20人の目標を6日に突破しました。憲法共同センターの宣伝に参加したり、会員がつながりを生かして呼びかけるなどしています。
戦争法を知らない人が多い一方、「宣伝行動を見た」という人も。法律は通ったのだからどうしようもない、という人もいます。事務局長の武元さんは、説き伏せるのではなく、相手の話をよく聞くことが大事と言います。「反対してもむだ」と一度は断った人が、買い物から戻ると署名してくれたこともありました。
武元さんが集めた署名は200人を超えました。引っ越しの多かった武元さんには、全国各地に知り合いがいます。年賀状に「戦争法に反対」と大きく書き、その後手紙やメールで署名を呼びかけました。日本平和委員会が作成した戦争法リーフも同封しました。5人の名前を記入できる用紙2枚分の全てを記入して返してくれた人もいます。職場の同僚にも署名用紙入りの封筒を渡しました。
「もっと広げなきゃ」と、近所回りも始めました。以前、核兵器廃絶や給食費無料化を求める署名を呼びかけたことがあります。さまざまな課題でチラシを投函していますが、読んでくれている人とは対話が弾むと言います。「一方的でもいいからつながりを保つことが大事」と実感しました。
のぼりを掲げ、9条をアピールするTシャツを干した自宅を指し「あそこが私の家です」と言うと、安心して署名に応じてくれます。留守宅には「署名はTシャツを干した家のポストに入れてください」と手紙を残しました。
4月半ばになり、「少し足踏み状態」。改めて勢いを付けるため、平和委員会の会議で議論します。
��平和新聞2016年4月25日号)