広島で碑めぐり
岡山県平和委員会の青年会員が中心になって活動している平和サークル「PEACE PIECE おかやま(PPO)」は1月12日、広島の平和公園内で碑めぐりを行いました。
毎年、原水爆禁止世界大会に青年でツアーを企画し、空き時間には平和公園周辺の碑めぐりで青年がガイドをしています。しかし、昨年は雨で中止に。ツアー参加者からは「中止になって残念だった」との声が多く寄せられました。
そこで今回、「リベンジ」の碑めぐりを企画。「現地の人にガイドしてもらうのも視点が変わっていいかもしれない」と、広島県被団協へ案内を依頼しました。
当日は子ども連れなど8人が参加、ガイドしてくれたのは、同被団協事務局次長で被爆2世の大中伸一さんです。原爆ドームから出発し、韓国人原爆犠牲者慰霊碑や、町内で亡くなった人の名を刻んだ碑など、行ったことのない場所も見学しました。
参加者は「ここにたくさんの人が住んでいたこと、犠牲になったのは日本人だけではないことを改めて実感した」、「観光客がガイドの話を横で聞いていたり、若いカップルが私たちと同じコースをめぐっていた。周りの人も平和の思いを持っていると感じ、うれしかった」、「8月の暑い中でめぐるのも大切だけど、今回はゆっくり聞けて良かった。世界大会前に来るのもいいと思う」など、感想を交流しました。今後、碑めぐりの回数を増やしていこうと話し合っています。
��平和新聞2014年2月5日号)