県に申し入れ
青森県平和委員会は12月24日、県知事に三沢対地射爆撃場(三沢市、六ヶ所村)への米海兵隊移転訓練に反対するよう申し入れました。
��日、米軍再編にともない、沖縄県鳥島で実施されてきた米海兵隊の戦闘攻撃機(FA18)による爆撃訓練を、来年度から同射爆撃場で行うとの防衛省の発表を受けたものです。
申し入れでは、「(訓練受け入れは)沖縄の負担軽減にはならず、逆に軍事訓練が拡大している」、「墜落の不安や騒音被害がさらに激しくなり、深刻な事態になる。県民の生命や安全な暮らしを守るため、訓練に反対してほしい」と求めました。
応対した県の担当者は、「沖縄の負担軽減につながると思っている。反対する考えはない」、「墜落や事故の安全対策は、渉外知事会で引き続き求めていく」などと述べ、「国防は国の権限」と表明しました。
県平和委員会はその後、三沢市、東北町、六ヶ所村に対しても、同様の要請を送付しました。
基地の危険な実態を県民に知らせ、県民世論を広げていくことが求められます。
��平和新聞2014年2月5日号)