【声明】
在日米軍司令官サルバトーレ A.“サム” アンジェレラ中将殿
内閣総理大臣・安倍晋三殿
防衛大臣・小野寺五典殿
外務大臣・岸田文雄殿
沖縄での米軍ヘリ墜落事故に抗議し、飛行中止と
オスプレイの追加配備中止・基地の全面撤去を求める
2013年8月5日 日本平和委員会
本日、沖縄県宜野座村の米軍キャンプ・ハンセンで、嘉手納基地所属の米空軍救難ヘリHH60が墜落した。
周辺には高速道路が走り、大川ダムやゴルフ場2つがあるなど、一歩間違えば大惨事につながる事故であった。これで、沖縄の施政権が返還されて以降だけでも、45件の墜落事故が発生したことになる。緊急着陸や部品落下などの航空機事故をふくめれば、それはおびただしい数になる。
だからこそ、沖縄県民は墜落を多発させている欠陥機オスプレイの「世界一危険な基地」普天間基地への配備に、島ぐるみで反対してきたのである。今回の事故は、その配備の重大な危険性を、改めて浮き彫りにした。
県民の要求は、県民の命と安全を脅かすオスプレイの配備撤回、米軍基地の縮小・撤去である。いままさに日米政府が強行しようとしているオスプレイの追加配備など、絶対に認めることができない。
我々は、沖縄の米軍ヘリ、オスプレイ、軍用機の一切の飛行中止、オスプレイの追加配備の中止と、すでに配備されているすべてのオスプレイの撤去、普天間基地、嘉手納基地はじめすべての在沖米軍基地の縮小撤去を求めるものである。
