【声明】
アメリカ合衆国大統領 バラク・オバマ殿
内閣総理大臣 安倍晋三殿
外務大臣 岸田文雄殿
防衛大臣 小野寺五典殿
オスプレイの沖縄への追加配備の強行に断固抗議する
��013年8月12日 日本平和委員会
本日、米軍は岩国基地から沖縄・普天間基地へのオスプレイの移動を強行した。これは、8月5日の沖縄・キャンプハンセンでの米軍HH60救難ヘリ墜落事件でオスプレイ配備の危険性がいっそう浮き彫りになり、県市長会、町村長会はじめ文字どおり島ぐるみで燃えあがるオスプレイ追加配備の中止と全機撤去を求める声をまったく無視した、問答無用の占領軍意識丸出しの許しがたい暴挙である。
我々は、民主主義を根本から蹂躙し、沖縄県民の民意と生命と安全をまったく無視したこの蛮行と、これを容認する日本政府の恥ずべき属国的姿勢に、満身の怒りを込めて抗議する。
我々は、オスプレイの全機撤去、その飛行の全面的中止、普天間基地の無条件撤去と新基地建設策動の撤回、すべての米軍基地の撤去を、沖縄県民とともに求めるものである。また、オスプレイの本土での一切の訓練の中止と低空飛行訓練の中止を求めるものである。
我々は沖縄県民と固く連帯しこれらの要求の実現のために全力を尽くすとともに、こうした屈辱的事態を生み出す根源にある日米安保条約の廃棄の実現のために奮闘する決意をここに表明するものである。
