【神奈川】米原潜の入港について抗議文送付
原子力潜水艦アッシュヴルが、横須賀港に入港しました。北朝鮮の挑発行動が繰り返されている中、軍事的対抗行動の中での入港です。平和的外交努力をせよと米軍に求めたいと思います。
神奈川県平和委員会などは以下の通り、連名で米海軍宛てに抗議文を送付しました。4月17日に抗議の申し入れを行います。
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抗議文
米原子力潜水艦アッシュヴルの横須賀基地入港に強く抗議する。横須賀基地は原子力潜水艦の母港ではない。原子力潜水艦アッシュヴルはただちに出て行くこと。
米海軍第7艦隊司令官スコット・スウィフト中将殿
在日米海軍司令官ダン・クロイド少将殿
米海軍横須賀基地司令官デービット・オーエン大佐殿
��013年4月16日
原水爆禁止神奈川県協議会
神奈川県労働組合総連合
新日本婦人の会神奈川県本部
神奈川県商工団体連合会
神奈川県平和委員会
安保廃棄神奈川県統一促進会議
原子力空母の母港化を阻止する三浦半島連絡会
4月16日午前9時59分、ロサンゼルス級攻撃型原子力潜水艦アッシュヴルが横須賀基地に入港した。原子力潜水艦の入港は今年4回目、原子力艦船の入港も4回目で、通算870回となった。現在、原子力空母ジョージワシントンが横須賀に滞在し「定期修理」を実施しており、横須賀基地には、原子炉3基が存在する異常な事態となっている。
昨年も、原子力艦船の横須賀滞港日数は延べ298日に及んでいる。このように原子力艦船の入出港が頻繁におこなわれ、かつ長期にわたって滞港することは、神奈川県民や首都圏住民を原子力艦船事故の危険にさらし、東アジアの軍事的緊張を強めるものである。
現在、北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐり、緊張が高まり不安が広がってる。北朝鮮は、弾道ミサイルの発射態勢を強め、横須賀基地など日本の米軍基地への攻撃を予告するなど、不当な挑発を繰り返している。断じて許されない。これに対抗して、アメリカ政府も報復攻撃を予告するなど予断を許さない事態が進んでいる。武力行使、核兵器の使用という最悪の事態を防ぐためにも、緊張をエスカレートさせない平和的解決への外交努力がいよいよ重要になっている。
しかし、今回の原子力潜水艦アッシュヴルの横須賀入港は、米軍が北東アジアでの軍事的対抗行動を強化していることを意味し、現在の事態をいっそう緊張させ、アジア・太平洋の平和と安全にとって害悪をもたらすものである。米軍艦船による軍事的対抗行動をやめることを要求する。
原潜アッシュヴルも含め米原潜の核兵器搭載の可能性は否定できず、「核持ち込み」の問題も重大である。核密約によって核が横須賀に持ち込まれていたことはすでに明らかになっている。核を積んでいないことを証明すると同時に、核密約はただちに破棄することを要求する。
首都圏や三浦半島で超巨大地震の発生確率が高まったている今日、巨大地震による原子力艦船の原子炉事故に強い不安を抱いている。我々はこれまで、再三にわたって巨大地震による原子力艦船の事故の可能性や影響、対策について検証し情報を公開することを要求してきたが、米軍はこれに答えず、詳細な情報の開示を拒否する態度をとっている。改めて巨大地震による原子力艦船の原子炉事故の可能性や影響、対策について明らかにすることを強く要求する。
横須賀基地は原子力艦船の母港でない。原子力潜水艦アッシヴィルは、ただちに横須賀から出て行くこと。危険な原子力空母GWの「定期修理」はただちに中止すること。原子力艦船の横須賀母港化をやめること。
以上