会員から「蝶の渡り」講座
函館平和委員会新春交流会が２月17日、函館市内で開かれました。会員16人が参加しました。
交流会の企画①で、蝶のアマチュア研究家である会員の安井常任理事から「蝶の渡り」についてお話を聞きました。日本だけではなくアジアの蝶の採集に出かけたこと、蝶と蛾の違いのこと、函館には90種の蝶がいること、そして函館山には70種生息していることを話されました。
そのつど坂社は「へー」「そうなんだ」「白い蝶はモンシロチョウだと思っていた」と、改めて身近にいる蝶の不思議を学びました。圧巻は、アサギマダラ蝶が津軽海峡を渡る話です。横津岳で採集したこの蝶にマーキングをしたうえで放蝶して、１２００㌔離れた山口県下関で捕獲されたといいます。アサギマダラ蝶の標本を見ながら、これには皆、あのかよわいひらひら舞う蝶の力にびっくりしました。
交流会の企画②は、ＤＶＤ「標的の村 沖縄高江」が上映されました。オスプレイの実戦･野戦での訓練基地を高江に建設しようと強引に工事が進められていること、反対する住民を裁判にかけるなど、怒りがこみあげる映像を見ました。
高江はかつて、「ベトナム村」として海兵隊の訓練の相手をさせられたことを知り、その話が広がりました。
懇親会では、参加者からの手づくり料理や飲み物の差し入れなどもあり、食べて飲んで楽しく語り合いました。この交流会で、参加した会員一人一人が、平和運動の楽しさと、「憲法、今ふんばりどき」という思いを胸に、今年も平和運動を勧めることを確かめました。（2013年2月25日函館版平和新聞）
