平頂山事件と沖縄戦学ぶ
大分県平和委員会は、8月15日の終戦の日に大分市で「平和と映画のつどい」を開催しました。
つどいは、毎年終戦の日に開います。今年は、中国・平頂山での日本軍による住民虐殺事件を告発する「未だ癒えぬ傷」と、沖縄戦1フィートの会が制作した沖縄慶良間諸島の集団自決の真相を描いた「軍隊がいた島」を上映しました。その後、原水禁世界大会の報告を遠入健夫県原水協事務局長がしました。
原水禁世界大会広島大会に参加した白石昇さんは「私は予科練生だった。福井で航空訓練を受けているときに終戦になり8月22日に故郷の別府市に帰る途中広島に立ち寄ったとき、原爆の後の荒涼とした風景を見たのが忘れられない。もう80を過ぎたが最後まで戦争反対と原水爆の廃絶のため力を尽くしたい」と語りました。また、日中友好協会の長野義人さんは「未だ癒えぬ傷」の映画を見て「私は柳条湖事件70年のとき平頂山の記念館に行き、大変ショックを受け、言葉が出なかった。その時に中国の人から『あなたたちに罪はない。悪いのは日本の軍国主義だ、日本が軍国主義にならないようにするのがあなたたちの務めだ』と言われた」と話ました。
約40人が参加しました。新聞社も3社ほど取材に来てくれました。(日高)