【沖縄】
日本平和大会、沖縄県実行委員会結成
大会成功へ連続学習会
今年の日本平和大会開催地・沖縄県では、8月12日に実行委員会が結成されました。
那覇市内で開かれた結成総会には県内諸団体の代表が参加。「戦争する日米同盟強化をゆるさないたたかいに寄与する内容を追求する。特に、名護市辺野古の新基地建設、東村高江のヘリパッド建設など沖縄の基地強化の実態を全国に訴え、たたかいが広がるように努力するとともに、全国のたたかう仲間との連帯を深める」などの実施要綱を確認しました。
実行委員長には、矢ケ崎克馬氏(琉球大学名誉教授、日本平和委員会理事)が就任。副実行委員長には県労連と民医連の役員が就任しました。また、大会成功に向けて、4回の連続学習会を開催することを決めました。沖縄県実行委員会は日本平和大会にむけた事前学習会を例年2~3回開いていますが、今年はさまざまな課題をかかえるため学習会を4回おこなうこととしました。
1回目は8月26日。核戦略に組み込まれた在日米軍の実態を暴いたDVD「封印された核・元兵士が語る在日米軍の真実」の視聴と、矢ヶ崎克馬さんの講演「原発事故のいまと課題」をおこないました。みっちり2時間にわたる学習会とその後の討論には20人が参加しました。
2目は9月29日。「日米同盟下の沖縄の自衛隊 - 現状と今後 -」をテーマに、大久保康裕実行委員会事務局長(県平和委員会事務局長)が講演します。沖縄では、22大綱と新中期防にもとづく自衛隊増強に県民が強い警戒感をもっています。こうした動きを許さないために自衛隊についてもっと学ぼうと学習会への参加をよびかけています。3回目は本島の米軍基地をめぐるフィールドワーク(10月10日)、4回目は八重山での教科書採択問題とそのねらいをテーマに開催する予定です。
宜野湾市と名護市を訪問
千坂純日本平和委員会事務局長は11日、宜野湾市と名護市を訪れ、日本平和大会実行委員会を代表して大会への協力を要請しました。
宜野湾市では米須清栄副市長と山内繁雄基地政策部長が応対。米須副市長は、「普天間基地では最近、連日午後11時ぐらいまで米軍ヘリが飛行しており、全く基地協定を守っていない」などと普天間基地の状況を語り、「危険なオスプレイの配備を強行しようとすれば、大変なことになりますよ」と、オスプレイ配備反対、普天間基地撤去を求める立場を強調しました。
名護市では親川敬副市長が応対。辺野古に沖縄防衛局が事務所を設置し基地建設押しつけを執拗にめざしていることについて、「そんなことに人員を注ぐより、震災被災地への救援に人を向けるべきです」などと語りました。