【北海道】矢臼別演習場の真ん中で
平和盆おどり
8月6日に開催した第47回矢臼別平和盆おどりは大いに盛り上がりました。午後6時半、被爆者、東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげ、「原爆許すまじ」の全員合唱で開幕した全体集会は、構成詩「矢臼別」を基調に朗読や合唱を織り込みながら進行しました。
別海農民組合の小杉良夫委員長が「日本最大の演習場のど真ん中で開かれる世界でも例のないたたかう盆踊り」の成功と「原発被害に苦しむ東北農民を引き続き応援」をと訴え。来賓の北海道平和委・石田明義代表、川瀬氾二遺稿集を出版した三宅信一さんらが発言、日本平和委代表理事の畑田重夫さんが紹介されました。畑田さんは「川瀬さんの遺志を引き継ぎ、1日でも5分でも長生きをし、平和に貢献したい」と決意を述べ、地元の子どもたちから米寿を祝う花束が贈られました。
浦舟三郎さん、渡辺佐知子さんは矢臼別住人としての思いを語り、大きな拍手に包まれました。
地元メンバーが子どもたちと朗読や演奏、松平晃さんのトランペットが流れ、夜空高く花火が打ち上げられました。地上には大かがり火が燃え上がり、やぐらではにぎやかなおはやし。盆踊りの始まりです。憲法守れ、原発やめよ、などのプラカードやあんどんが盛んに揺れていました。
5日は別海農民組合主催の前夜祭。7日は早朝「矢臼別の里めぐり」でおなかをすかし、しぼりたて牛乳に地元食材たっぷりの朝食の後は、畑田重夫さんのミニ講演「原発事故と日米安保」。「矢臼別何でも語ろう会」は浦さん、渡辺さんと語り合い、元気を分け合いました。(矢臼別平和委員会事務局長 Y)