【静岡】伊東市平和委員会が浜岡ツアーへ

2011/07/10

各地の活動

【静岡】
伊東市平和委員会が浜岡原発ツアーへ

110711hamaoka

 静岡県の伊東市平和委員会は6月29日、「浜岡原発を見にいこう!ツアー」を開催し、7組の夫婦を含む38人が参加、うち約半数は非会員でした。
 一行は、早朝貸し切りバスで伊東市を出発し、中部電力浜岡原発のある御前崎市へ。正午前に同市に到着し、まず原発からすぐ近くの海岸で、ハガキを結んだ100個の風船を飛ばしました。風に乗ってどこまで飛んでいくか調べようという試みです。
 その後、地元で同原発の停止を求めてたたかってきた市議や住民グループの代表らと交流しました。
 「浜岡原発の危険から住民を守る会」の杉山悦夫事務局長は「これまでは署名運動をやってもほとんど無視されたが、福島第一原発の事故以降、『やっぱりお前の言っていた通りだったな。これからは陰ながら応援するよ』と言ってくれる人も出てきた」と、市民の意識に変化が生まれている状況を報告。
 同会会長で御前崎市議の清水澄夫さんは、「政府が中電に一時停止を要請したのは、これまでの運動の成果。今後は一日も早く廃炉にさせるのが目標になる。そのために新たに集団訴訟を起こしたが、原告に入りたい、弁護団に入りたいという連絡がたくさん届いている。ぜひ支援の運動も広げてほしい」と訴えました。
 一行はその後、浜岡原発に併設される中電のPR施設「浜岡原子力館」を、清水市議の案内で見学。原発のメリットや安全性ばかりを強調する展示内容に、参加者は「安全神話の実態を見たような気がした」などと感想を語りました。
 最後は、御前崎の観光市場でおのおの名産のしらすなどをお土産に買い求め、帰路に。車内では、感想スピーチや豪華賞品が当たるお楽しみゲームなどで交流を深めました。
 地元紙「伊豆新聞」の告知記事を見て参加した伊藤和由さんは、「福島原発の事故で初めて関心を持った。今日は、平和委員会の皆さんがとても元気で熱心に取り組んでいることに感心した。原発をなくすために、自分もできることをやっていきたい」と話しました。
 同平和委員会は、7月21日にも伊東市内の温泉施設で「みんなで浜岡原発を語ろう会」を行い、23日に静岡市で開かれる「浜岡原発の永久停止・廃炉を求める静岡県大集会」にも参加する計画です。
��平和新聞2011年7月15日号より)

カウンター〈21/06/18-〉

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