5月13~15日、岩手県陸前高田市で活動した。作業は主に、がれきの撤去と側溝の泥かきだった。重労働だが、単純そうだし、これなら私にもできそうだと、最初私はタカをくくっていた。しかし思ったよりキツイものだった。粉塵から目やのどを守るためのゴーグルとマスクが呼吸の邪魔をし、そのうえ日照りが強く、通常より体力が奪われていくようだった。おまけに、長時間腰を曲げているのは大変なことだった。
作業するたびに私は達成感というより、虚無感を覚えた。片づけても片づけても、進むのはほんの少しで、見渡す限りガレキの山。これを元通りに戻すまで、一体どれほどの労力と時間を費やされるのか。まだ20年しか生きていない私にとっては、普段の生活に戻るまで、5年10年かかるなど、とても考えられるものではなく、文字通り、がれきの中で何度も呆然としてしまった。きっと何千何万もの被災者の方が、こうやってがれきの中で呆然としたのだろう。被災者の方の助けに少しでもなりたい、なんて思っていた自分が本当に恥ずかしい。泥の中から写真を見つけるたび、涙が出そうになった。
私にとって被災地は、ショックの連続で、本当に戦場のようだった。
��平和新聞2011年6月15日号より)
