≪声明≫沖縄・浦添市中学校への米軍ヘリ部品落下事故に抗議する

2019/06/06

声明・談話

≪声明≫
沖縄・浦添市中学校への米軍ヘリ部品落下事故に抗議する
――学校等上空での米軍機飛行中止と普天間基地の即時運用停止を求める――


2019年6月6日 日本平和委員会

 6月4日、沖縄県浦添市当山の市立浦西中学校のテニスコートで運動していた生徒の30センチ程の所に、上空を飛行していた普天間基地所属CH53E米軍ヘリの20センチ四方の部品が落下。米軍もこれを、ヘリのプロペラ部分を保護する「テープ」だと認めた。
 一昨年12月に起きた緑ヶ丘保育園への米軍ヘリ部品落下、普天間第二小学校への米軍ヘリ窓枠落下事故に続く今回の事故は、一歩間違えば生徒の命にかかわる重大な事故であり、普天間基地と子ども・市民の安全が両立しないことを、改めて示した。私たちは満身の怒りを込めて抗議し、事故原因の究明と同型米軍ヘリの飛行中止を求めるとともに、一昨年の事故を受けて米軍が約束した「すべての学校上空を最大限可能な限り避ける」との約束の完全実施、普天間基地の即時運用停止を断固求めるものである。
 そもそも米軍は、一昨年の事故以降も、緑ヶ丘保育園上空での連日の飛行をはじめ、学校などの上空での米軍機飛行中止の約束を何ら守ろうとせず、むしろ激化させている。そして安倍政権は、口では「普天間基地の危険性除去」を言いながら、これを口実に辺野古新基地建設工事を強行するだけで、危険な事態を解消するための努力は一切行ってこなかった。このような中で、今回の事故は起きたと言わざるを得ない。私たちは、このような政府の態度に怒りを禁じえない。
 「普天間基地の危険性除去」というなら、ただちに学校や保育園などの上空の飛行中止を厳守させるために全力を尽くすべきである。そして、「危険性除去」の根本的な解決の道は、普天間基地の即時運用停止、無条件の閉鎖・撤去以外にないことは明らかである。私たちは子どもたちの命と安全を守るために、その実行を強く求めるものである。

カウンター〈21/06/18-〉

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