協力する土台
茨城県では成人式に合わせ、各地域の平和委員会をはじめとする平和団体や労働組合などで協力し、「新成人おめでとう宣伝」を行いました。全県44市町村での宣伝行動を目標に呼びかけられ、毎年各地域で年末から準備しています。
12日、鹿行地域(鹿嶋市、行方市、神栖市、鉾田市、潮来市)では、各成人式会場近くで宣伝。鹿嶋市では23人が参加し、「今の政治は戦争に向かおうとしている」、「若者を切り捨てる働き方が横行している」とハンドマイクで訴えながら、「ぜひ読んで」と労働者権利手帳や赤紙などを入れた封筒を配りました。自分からもらいに来る人や、「何の訴えですか?」と尋ねてくる新成人も。
鹿行地域で2000部を配布したほか、初の取り組みとなったひたちなか市では5人で340部、筑西市では290部を配布し、水戸市、結城市でも取り組まれました。
県平和委員会の木村泉事務局長は「行動を続けて10年ほど。各地域でさまざまな団体が協力する土台です。来年は宣伝だけでなく新しいやり方も考えていきたいです」と話しました。
��平和新聞2014年1月25日号)