【北海道・矢臼別】
第8回日米関係を考える会
新「ボーエータイコー」(防衛大綱)っていったい何?
6月23日の「日米関係を考える会」は、DVD『新「ボーエータイコー(防衛大綱)」っていったい何?』を観て学習しました。
前編1時間。俳優で平和委員会代表理事の有馬理恵さんが質問をして、同じく代表理事で弁護士の内藤功さんが答えています。
「防衛大綱」は、日本の防衛についての基本的な姿勢を示すものです。日米安全保障会議を踏まえて閣議決定されます。
新「防衛大綱」は、2004年12月に小泉内閣のときに決定されたものを廃止し、今年度から始まるものです。
廃止された「防衛大綱」までは、自衛隊を日本全土にまんべんなく置くことによって、敵国に力を見せるというものでした。これを「基盤的防衛力」と言います。
新しい「防衛大綱」は、この形を「動的防衛力」へと代えています。佐世保・鹿児島奄美諸島・沖縄本島・宮古島・石垣島・与那国島などの南西諸島地域で、基地の配置や日米合同演習を含む演習を強化して、脅かしながら、国を守ろうというものです。
ん?「憲法九条」に書いてある文章を思い出しました。
「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇(いかく)又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」。
日本政府には、憲法九条が見えなくなっているのだと思います。
参加者から、「今の原発問題も含めて、マスコミがなかなかこういう深いところを伝えない」など、学んだことをどう伝えていくか、考えさせられる意見がありました。
新会員さん2名を含めて、参加者は7名。DVDは貸し出しますので、見たい人は連絡してください。(W)
��矢臼別平和委員会会員だより2011年7月9日号より)